2024年シーズンも開幕まで残り1ヶ月を切りましたね!そこで気になるのが誰が今年の守護神の座に座るのかということ。やはり抑えの投手の安定というのが優勝には不可欠なピースとなると思っています。今回は2024年の抑え投手について予想してみました。
昨年の守護神事情について
2023年シーズンを振り返ってみると、抑え投手の固定ができていなかったことが優勝を逃した1つの要因に感じます。開幕から5月くらいまでは山崎康晃選手が守護神として安定した成績を残していましたが、交流戦前くらいから徐々に安定感がなくなっていったイメージです。
そこで白羽の矢が立ったのが、トレードで移籍をしてきた森原投手です。森原投手は楽天時代に抑えの経験もあり、シーズンを終わってみると17セーブ 防2.32と安定していました。森原選手のニコニコしてピンチになっても楽しんでいるように投げる姿はすごく印象的で、逆に相手側からしたら少し不気味だろうなとも思っていました。
抑え投手の固定は優勝に不可欠といいましたがここで過去5年の成績を振り返りたいと思います。
守護神とチーム順位の相関性
過去5年の抑え投手を振り返ってみるとこのような結果となっています。
年度 | 選手名 | 成績 | タイトル | チーム順位 |
2023
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68 森原 康平 | 46登板 2勝1敗17セーブ10ホ 42.2回 防2.32 | なし |
3位
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19 山崎 康晃 | 49登板 3勝7敗20セーブ8ホ 45.1回 防4.37 | なし | ||
2022 | 19 山崎 康晃 | 56登板 0勝2敗37セーブ3ホ 54.1回 防1.33 | なし | 2位 |
2021
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19 山崎 康晃 | 60登板 3勝2敗1セーブ27ホ 55回 防3.27 | なし |
6位
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17 三嶋 一輝 | 59登板 3勝5敗23セーブ1ホ 57.1回 防4.08 | なし | ||
2020
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19 山崎 康晃 | 40登板 0勝3敗6セーブ8ホ 38回 防5.68 | なし |
4位
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17 三嶋 一輝 | 48登板 3勝1敗18セーブ5ホ 47.2回 防2.45 | なし | ||
2019 | 19 山崎 康晃 | 61登板 3勝2敗30セーブ4ホ 60回 防1.95 | セーブ王 | 2位 |
振り返ってみると2019年、2022年以外はなかなか抑え投手が固定できていませんね。チーム順位を見ても19年、22年は2位と守護神の固定とチーム順位の相関性も見えてきます。
やはりキーマンとなるのは山崎康晃投手です。入団から長らく守護神を務めてきましたが、近年は武器であるツーシームを攻略されており、なかなか安定感が続きません。過去の成績を調べていて、そういえば三嶋選手が抑えだった時期もあったなぁとふと思い出しました(笑)
では、今シーズンは誰が守護神の座に就くのでしょうか?
2024年の守護神候補
今シーズンは新外国人選手、新人と新たな戦力の中で守護神の座を争うことになりそうです。
僕の個人的なイメージで今の候補を上げてみました。
番付 | 選手名 | 前年度成績 |
横綱 | 山崎 康晃 | 49登板 3勝7敗20セーブ8ホ 45.1回 防4.37 |
横綱 | 森原 康平 | 46登板 2勝1敗17セーブ10ホ 42.2回 防2.32 |
大関 | 伊勢 大夢 | 58登板 4勝6敗2セーブ33ホ 50.1回 防3.22 |
大関 | J.B.ウェンデルケン | 61登板 2勝2敗3セーブ33ホ 59.2回 防1.66 |
関脇 | R.ウィック | 64登板 4勝7敗9セーブ4ホ 64回 防4.22 |
関脇 | 松本 凌人 | 新戦力 |
小結 | 森 唯人 | 6登板 2勝3敗 29.1回 防4.60 |
ベイスターズファンならわかってくれる人は多いと思いますが、やはり山崎選手に返り咲いてほしいという気持ちがまだ捨てきれず、最有力には山崎選手と森原選手を上げさせていただきました。
個人的にウェンデルケン選手は昨年抜群の安定感を誇ったセットアッパーなので抑えでの活躍も見てみたい反面、逆に7回8回を任せる投手も考えるとそこまで実現性は高くないのかなと思います。伊勢選手はインタビューなどでも抑えを目標としていますしまずは続けて安定した成績を残して守護神を目指してほしいですね。
ダークホース的な存在で今年ドラフト2位で入団した松本投手は、キャンプ、オープン戦を見ていても安定感ありますし、将来の抑え候補として期待してしまいますね。松本投手本人も参考にしている選手を元ヤクルトの守護神として君臨していた林昌勇投手を挙げているのでさらに期待は膨らみますね。
ウィック投手も今年から入った新戦力ですが、MLB時代とオープン戦などの映像を見るとストレートの強さがすごく魅力的です。元キャッチャーという異色の経歴も相まって期待が高まります。
森投手に関してはソフトバンク時代の抑え実績を考えると、捨てがたいですが近年の球威の衰えなどを考えると現実的ではないのかなと思いつつ、まずは先発で覚醒してほしいです。
24年守護神予想
というわけでたくさん候補がいて、ここ数年の中でも高い競争率がありそうですが僕個人の予想としては山崎投手が守護神として開幕するのではないかと思います。
今オフは新球種にも挑戦し、体も引き締まっているようにも見えます。伝家の宝刀ツーシームを活かすにはまず全盛期のストレートの球威が必要になるでしょう。どうしても年齢を重ねて衰えというのは出てきてしまうのでツーシーム一辺倒ではなく、新たにモデルチェンジをした山崎投手を期待します。
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